雑記

2022.11.15
Yorikiri Fight ClubとSuburbについてposted by wwyyman

改めて11/6、Yorikiri Fight Clubにお越しいただいた皆様、共演のSOFTTOUCH、場末、trifle surf、会場のNINE SPICESの皆様、ありがとうございました。

 

我々としてはかなりたくさんのお客さんがいて、そして過去イチ長いセットでの演奏、というかそもそも初の有人の企画と、初モノづくしで色々至らないところもあったかと思いますが、無事実施できて大変安心しております。

 

何より楽しかったしね…。この日はここまでの色々な苦労へのご褒美と思って、細かい技術的なアレコレは抜きにして、とにかくハイカロリーでポジティブなエネルギーが満ち満ちた演奏をすることを心がけました。

賛否両論あるような気もしますし、やはり毎度どちらもハイクオリティにしたいみたいなのはあるんですけども。

 

MCでもヤマナカが言ってましたが、自分たちの年齢的な変化とか、コロナ禍で思うように行かなかった生活の中で大事にしてきたものとか、そういったものを見つめ直して作った作品になると思います。

 

そもそもヤマナカ、平野、僕(Wow Wow Yeah Yeahマン)の3人はE.O.T(東京の果て)にある某大学で出会った3人です。東京都下での日々が礎にあって、そして曲作りをしている僕の生活拠点は東京だと比較的閑静な場所にありました(橋もその近辺)。

 

郊外というのがどういうものなのかよく分かってませんし、その当時から予定していたわけではないですが、ちょうど引っ越すことになったり、色々変化しまくりの日々を過ごした街の記録をパッケージングした作品のジャケットとしてもピッタリのものになったと思います。

 

 

今作Suburbは、最後のtransition以外は基本的に僕が打ち込みでほぼ全てのデモトラックを作り切って、それをメンバーで合わせながら磨いていくという作り方です。

以前からメロとギターとコード進行はそのやり方でしたが、ドラマーが不在だったこともあってドラムの打ち込みも、僕の作業時点でほぼ完成するようにしました。

正直なところドラマー不在にコロナ禍だったりと、活動が完全に止まってしまいかねない時期があったので、バンドを終わらせないためにも操作方法を覚えるところから必死にやっていました。

 

コロナ禍ということもあってテレワークも増え、自宅でひたすらUSインディーをBGMにしていたのもあってか、出来上がるものはそういった楽曲が多くなり、その中で選んだ結果、意識したりしなかったりですが、前作よりもそういった感じの音源になりました。

海外のバンドもの(というか俺の好きなの)と、国内のバンドものの違いってサウンドのふくよかさとかもそうなんですが、なによりメロディの抑揚にあると個人的には思っています。

国内のものは抑揚がかなり効いてるというか。

もちろんその系統のものも大好きだし、前作はそういった部分が大きく出てますが、今回はメロの抑揚は控えめになり、より楽曲の構成・展開やアレンジ、フレージングにフックとアイデアを盛り込んでいくことで、作品を作り上げるような感じになりました。

 

おそらくこれもDTMである程度一人でドラム込みのアンサンブル的なものを組み上げられるようになったからな気がします。

 

また、今作はUSインディー、それもグランジィなギターをよりハッキリと聞かせたいということで、そういったサウンドに造詣のあるエンジニアをと、今回Kensei Ogataさんに依頼しました。

色々以前から一方的に知っていたり、共通の知人がいたり色々あるのですが、Sisters in the velvetのcapyを聞いて、「やっぱこの人だ!」となり、依頼した次第。

間違いないものになりましたね。

 

 

色々と今作も思いが詰まりまくっているし、一曲一曲に対して語り始めると長くなるので別の記事に回すとして(もうちっとだけ続くんじゃ。続くんかい。)、最後に、先日のYorikiri Fight Clubの会場BGMのプレイリストを貼っておきます。

 

このプレイリストも今回の経緯踏まえ、90’sのUSインディー、オルタナとその系譜の作品を中心に選曲しました。

その中でも意識したのは、会場の温度感を下げず、かといって過度に上げたりもせず、耳馴染みよく温度感を保つような曲、という感じです。

平日の休憩中とか、土日の昼間とか、とにかくほどほどなテンションになりたい時にも良いと思います。

次回から、各楽曲の解説とかに続きます。

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